【ローカス・オブ・コントロール】他責思考と自責思考の違いとは?

メンタルセット

 こんにちは、レッド副店長です。

 今回は、他責思考と自責思考の違いについて解説していきます。要するに、失敗したときにその原因を「他人のせいにするか」「自分のせいにするか」の違いについてです。

 自責思考の場合も他責思考の場合も、メリット・デメリットがあります。自分がどちらのタイプであるのかを分析し、失敗を経験したときの考え方について改善すべき点は改善していきましょう。

ローカス・オブ・コントロールとは

 ローカス・オブ・コントロール (LOC)とは、行動や失敗の原因がどこにあるのかという概念です。ローカス・オブ・コントロールは統制の位置といわれることもあります。

 ローカス・オブ・コントロールは、原因を外部の環境にあるとする外的統制型と内部にあるとする内的統制型の2つに分類されます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、一概にどちらが良いと決めつけることは難しいです。

外的統制型(他責思考)

 外的統制型(他責思考)は、失敗の原因は外部の環境にあるとします。失敗しても、それは環境や他人のせいだと言い訳し、責任を逃れようとします。

 例えば、公園で友達とキャッチボールをしているときにボールを車にぶつけてしまったとします。外的統制型の考えでは、「友達がボールをしっかりキャッチしないからだ」「車をそんなところに置くのが悪い」「運が悪かった」といって責任を自分以外に移します。

メリット

  • ズルズルと悩まなくなる。
  • やったことに関して後悔しない。
  • 自分に責任がない(と思える)ので気持ちが楽。

デメリット

  • いつも言い訳ばかりするやつだと思われる。
  • 無責任なやつだと思われる。
  • 反省しないので、同じミスを繰り返す。



内的統制型(自責思考)

 内的統制型(自責思考)は、失敗の原因は内部(自分)にあるとします。失敗した時に、その原因は自分に責任があるというタイプです。

 例えば、公園で友達とキャッチボールをしているときにボールを車にぶつけてしまったとします。内的統制型の考えでは、「自分が上手く投げなかったからだ」「車の近くでキャッチボールをするべきじゃなかった」というように自分で責任を背負います。

メリット

  • 反省するので、同じことを繰り返しづらくなる。
  • どんどん成長していく。
  • 責任感を持って物事に取り組む。

デメリット

  • 自分を責めすぎてしまう場合がある。
  • 失敗が続くと自己嫌悪に陥る。
  • 精神的な負担になってしまう。

外的統制型と内的統制型はどちらがいいのか

 一般的には内的統制型(自責思考)の方が良いと言われることが多いです。なぜなら普段から自責思考で行動することで、失敗を反省し改善しようとする習慣がつくからです。失敗と改善を繰り返すことで、人間としてどんどん成長していくことが出来ます。

 仕事に関しても、失敗を自分のせいにする人と他人のせいにする人では、その成長速度に大きな差が生まれます。他責思考の人は反省しないため、中々成長できませんし周りからの信頼も失っていくことが多いです。

 自責思考の人の方が、他責思考の人に比べて成功しやすい傾向にあります。しかし、実際はどちらの考え方にもメリットとデメリットがあるので、一概にどちらがいいのかを断言することは難しいです。

 鋼のメンタルを持ち向上心に満ち溢れている人は、自責思考を意識して生活するのが良いでしょう。対して、メンタルがあまり強くない人が、失敗の原因は常に自分にあるとしていると、病んでしまったりうつ病になってしまったりする可能性があります。

 何でもかんでも自分のせいにしていては疲れてしまいますからね。時には自分一人で責任を背負い込まずに、運のせいにしてみたり環境のせいにしてみたりすることも大事といえるでしょう。

さいごに

 今回は、ローカス・オブ・コントロールとして外的統制型(他責思考)と内的統制型(自責思考)のメリット・デメリットについて解説しました。失敗の受け止め方として、どちらも一長一短なのでそのシチュエーションや自分の性格にあった考えで行動するのがベストでしょう。

 自責思考の方が良いからといって無理に自責思考を意識しすぎていると、自分で自分を苦しめてしまうことになります。失敗の中には、他責思考で考えた方が上手くいくこともあるのでその見極めもできるようにしていきましょう。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。ここまで読んでいただいたあなたは、他責思考と自責思考とはどんなものなのかを理解していただけたはずです。人間力を高め自分を磨きたいと思っているあなた、是非わたしのブログと一緒に成長していきましょう。



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