「平等」と「公平」の違いは?部下のやる気を引き出すにはどっちがいい?

心理学

 こんにちは、レッド副店長です。

 今回は、「平等」と「公平」の違いについて解説していきます。一見似ているような言葉ですが、実は意味が明確に異なります。

 「平等な社会を!」や「公平な社会を!」などというという主張を聞くことはありませんか?この2つは、同じようで実は全く違うことを主張しています。

 「平等」と「公平」の意味を理解し、シチュエーションに応じて使い分けることは非常に重要です。この記事では、「部下への報酬を平等にするべきか?公平にするべきか?」ということについて解説しています。

「平等」とは?

 平等とは、差別なく全員が全く同じ扱いを受けるということです。対義語として、不平等があります。

 一般的なバイトのように、仕事ができる人もできない人も一時間当たりの給料は同じ金額を支給されます。仕事ができない人にとっては嬉しいことかもしれませんが、仕事ができる人からすると不満に感じることもあるでしょう。

 仕事での報酬の平等分配は、平等な給料を定めることで社員に優劣がつかないため、人間関係を重要視している場合が多いです。これは、日本や韓国など、集団意識の高い地域でよく見られます。

「公平」とは?

 公平とは、能力や結果に応じて判断をすることです。対義語として、不公平があります。

 いわゆる歩合制の仕事はこれにあたります。その人の能力や業績を正しく判断し、それによってもらえる報酬や待遇が変わります。

 仕事での報酬の公平分配は、自分の実力によって報酬が変わるので、仕事ができる人もできない人も納得する場合が多いです。これは、アメリカやイギリスなど個人の実力を重視する地域でよく見られます。

 最近は、日本の企業でも公平分配をしているところが増えてきています。



仕事では「平等」と「公平」のどっちがいい?

 報酬(主に仕事)に関していうと、一般的には「公平分配」の方が良いです。

 公平分配では、結果を出せば出すだけ報酬が上がっていきます。そのため、皆自分の報酬をあげようと頑張るようになり、それが生産性の向上につながります。

 逆に平等分配では、結果を出す出さないに関係なく決まった報酬がもらえます。能力が低い人にとっては得ですが、能力の高い人にとっては納得しづらいです。結果を出しても報酬には関係しないため「頑張っても無駄」と感じ、モチベーションの低下につながることがあります。

 ただ現実的には、バイトなどの報酬システムを公平分配にすることは難しいです。また、チームで作業を続けるような仕事でも、平等分配にすることでチーム内に格差ができないため、人間関係が悪くなることを防ぐことが出来ます。

リンゲルマン効果

 大きな机をみんなで運ぶ時に、少し力を抜いてしまった、という経験はありませんか? 心理学用語で、リンゲルマン効果と言われるものです。

 これは、社会的手抜きとも呼ばれる現象で、集団で働くと、個人で働くときに比べて、1人あたりの頑張りが減少してしまうことです。「自分が頑張らなくても他の人が頑張るから」という気持ちから手を抜いてしまいます。

 フランスの農業学者であるマクシミリアン・リンゲルマンは綱引き実験によってこれを証明しました。この実験では、綱引きをする人数に応じて、1人あたりが出す力の強さを測定しました。その結果、1人の時が最も力を発揮し、人数が増えるにつれて発揮する力が減っていくということがわかりました。

 つまり、平等分配によるチーム活動では、1人あたりが発揮する力が小さくなってしまうことがあります。

さいごに

 今回は、「平等」と「公平」の違いについて解説しました。簡単に言うと、時給制の仕事が「平等」で、歩合制の仕事が「公平」ということになります。

 それぞれの違いをしっかりと理解し、仕事での報酬などに活かすことで、チームメンバーのモチベーションを上手く管理することが出来るようになるでしょう。

 「平等」と「公平」のどちらが優れているということではありません。その状況によって有効な方を選択することが大切です。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。ここまで読んでいただいたあなたは、「平等」と「公平」の違いについて理解していただけたはずです。人間力を高め自分を磨きたいと思っているあなた、是非わたしのブログと一緒に成長していきましょう。

 



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